2008年03月12日

十三文字目「相」

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先日、チラシの写真撮影後の飲み会で、今回の客演の中西さんと森川さんの手相を視た。

手相は高校のときの友達、辻内の影響で始めた。始めたと言っても手相の本をほんの1冊読んだ程度のニワカ占い師だ。
今は、気軽に女性の手に触れられる‘飲み会必須アイテム’として思わぬ役目を果たしているが、元々の入口はそんな不純なものではなかった。
大学受験に何度も何度も失敗し、「僕の人生どなえなんねん!」と塞ぎ込んでいたときのことである。

高校の何気ない休み時間
「ウヒヒヒヒ。森澤、手相視たるわ・・・」
とネズミ男張りの胡散臭い笑顔で躙り寄って来た辻内のことをふと思い出した。
恐る恐る手を差し出すと
「ふむふむ・・・・・あぁ、なるほど・・・やっぱり、自分気にするやろから言わんとくわ」
「え!何で?」
「ちょっと、まっくん視して・・・」
と僕の手相は漫ろに、隣に居た松永の手相を視だした。
あのとき、辻内は僕の大学受験大大大大大失敗を見切っていたのか?
そう思うと僕は本屋まっしぐら、参考書コーナーそっちのけで1冊の手相の本を手に取った。

それから時が経ち、もうかれこれ7〜8年前になろうか、お彼岸で墓参りをするため僕は実家に帰った。
そのとき母が
「あぁそうそう。辻内君死んだん知ってる?」
とおもむろに台所仕事する手を止め、僕に近寄ってきたのである。
「え!ほんまにっ!」
「何か東北の方にひとりで旅行に行ったとき、大雪の中、何でもない溝にはまって死んでたんやて」
そ・・・そんな死に方あるかっ!?そんな2時間ドラマの雑魚キャラみたいな死に方。しかも20代の若さで。
生前、辻内がよく言ってた言葉がある。
「ウヒヒヒヒ。人生そんな甘ないって」
甘くないにも程がある。
今でも思う。辻内は、果たして自分のそんな惨めな死に方を見切っていたのだろうか?


posted by もりさわまさはる at 18:33| 大阪 🌁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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