2008年07月15日

十六文字目「追」

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こどもは追いかけっこをする。
追いかける方も、何故か、追いかけられる方も楽しそうだ。

それに対し、大人は追いかけっこをしたがらない。
体力的にもしんどいし、それよりも「追いかけられる」の意味合いが変わってくる。
大人の世界では「追いかけられる」は「逃げる」に姿を変える。
借金取りから逃げる。
ストーカーから逃げる。
原稿の〆切から逃げる。
「逃げる」には、どうも頑固な悲壮感がこびりついている。
これでは追いかけっこなんて自分から進んでするわけがない。

にしても、こどもの追いかけっこは本当に楽しそうだ。
追いかける方はもとより、追いかけられる方が顔面からはみ出すような笑顔で
キャーアキャー言って走り回っている。
もう僕は、あんなに楽しく追いかけっこをすることが出来ないのだろうか?

アニメの世界だが、楽しそうに追いかけっこをする大人がいる。
ルパン三世と銭形警部。
どちらも本当に楽しそうだ。
生き甲斐を感じながら追いかけっこをしている。

こどもの追いかけっこは楽しそうだが、そこには生き甲斐はない。
逆に、生き甲斐を感じながら追いかけっこするこどもがいたら恐い。
僕はもう、こどもとは言える年齢ではない。
あんな笑顔をするには、背中に人生をしょって走り回らなくてはならないのである。

posted by もりさわまさはる at 22:51| 大阪 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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