2008年07月26日

十八文字目「境」

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環状線に飛び乗ったら、ピヨピヨというひよこの鳴き声が聞こえた。
最初、ケータイの着信音かと思ったが、ピヨピヨ・・・ピヨピヨの間隔が余りにも
不規則すぎる。
耳を凝らして音源を辿ってみると、僕の真後ろに本物のひよこが居た。
中学生ぐらいの女の子が抱えた、昔ながらの買い物籠をふたまわりほど小さくした
バッグの中から2羽のひよこが顔を出して鳴いている。
僕を含め、それに気付いた大人達は、元気に鳴くひよことその飼い主の顔をチラッ
チラ伺っている。
夏祭りの夜店で買った帰りでないことは確かだ。
その専用のバッグがそう教えてくれている。
ひよこ自体は可愛いのだが、ひっきりなしのピヨピヨは狭い車内ではちと癇に障る。
勿論、注意する者は誰もいない。替わりに「これは良いのか?感」が車両一杯に広が
っている。

犬を引き合いに出してみる。
散歩途中に犬を連れて電車に乗る人が居たら、さすがに誰か注意するだろう。
というより、改札で止められるだろう。
しかし、専用の籠に犬を入れて乗っている人は何度か見たことがある。これは問題
ない。
でもその籠に入った犬がワンワンワンワン吠え続けると迷惑だ。
逆に籠に入っていなくても、盲導犬のように賢くておとなしい犬なら問題ない。
そのひよこは、専用のバッグに入っているものの、バッグは買い物籠のように口空
きなので、今にもひよこが跳び出そうで冷や冷やする。
鳴き声も犬ほど大きくはないが、絶え間のなさがイラッとくる。
でも、コラッと怒るほどのものではない。

食べ物で考えてみる。
BOX席になった電車の中でのお弁当は問題ない。
しかし普通の対面式の車内でお弁当を広げるのはちと気が引ける。
しかし対面式の車内でも、お腹ペコペコで、かつ時間が無いときはパン
を頬張って
しまうときがある。
しかし吊革に掴まっているときはアメちゃんを嘗めるぐらいで我慢する。

電車の中でやって良いこと、悪いことの境界線は非常に難しい。
posted by もりさわまさはる at 23:42| 大阪 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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